脳脊髄液

なんとなく聞き覚えがある程度で、脳脊髄液と聞いてピンとくる方はあまり多くないのではないでしょうか?

ここでは、脳脊髄液とは一体何?どんな役割があるのかを説明していきます。

脳脊髄液は、頭蓋骨や背骨の隙間に満たされており、脳と脊髄を循環し保護する液体です。略して髄液と呼ばれることもあります。

両側の側脳室、第3・第4脳室にある脈絡叢で生産され脊柱を通って仙骨まで循環し、上矢状静脈洞という場所で吸収されます。

脳脊髄液の総量は130ml~150ml。1日の産生量は500~700mlで、1日のうちで3~4回入れ替わると言われています。

この脳脊髄液の役割は主に3つ。

1.物理的な保護

2.栄養素の輸送

3.老廃物の排泄

それぞれ説明していきます。

1.物理的な保護

お豆腐のパックをイメージして頂くと分かりやすいのですが、頭蓋骨の内側を脳脊髄液で満たすことで、

脳に対する外からの衝撃を受けないようにしています。

2.栄養素の輸送

脳脊髄液には、脳、脊髄に栄養素を輸送し供給する役割もあります。

ブドウ糖、蛋白質、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、カリウム、ホルモン、神経伝達物質を運搬して

それぞれの背骨から出る神経に栄養を供給します。

3.老廃物の排泄

脳脊髄液は、循環していく中で古い細胞など、いらなくなった物質を回収して排出します。

このように、あまり認知されていない脳脊髄液ですが、身体の状態を維持する為に非常に大きな役割を果たしているのです。

脳脊髄液の流れが悪くなることで、どのような影響があるのか?

まず、脳脊髄が疲労やむくみ等によって流がれが悪くなることで、頭が大きくなります。

これは、脳脊髄が身体の末端の方へ行かず頭に溜まった状態になるからです。

この状態になると、脳の圧力が上がってしまいます。この時、頭が拡大し硬化しています。

すると、不眠→疲労(内臓の不調)→むくみの悪循環が始まります。

さらに、脳への血液供給が悪くなる為、脳機能が低下します。

脳機能が低下するということは、生命力が低下して自然治癒力や免疫力といったものが低下した状態です。

また、全身の筋肉が緊張した状態になり、頭が拡大・硬化します。

すると同様に脳への血液供給が悪くなり生命力が低下します。

このように、脳脊髄の流れが悪くなってしまうことにより、

「疲労の蓄積」 → 「脳脊髄の循環がさらに悪化」

というように、悪循環に陥ってしまうのです。

脳脊髄液の流れが悪くなってしまう原因

脳脊髄液の流れが悪くなってしまう主な原因として、身体の歪み、生活習慣やストレス、猫背など姿勢の悪さ等が挙げられます。スマートフォンの普及により猫背気味になったり姿勢が悪い人が急増しましたよね?

その他、デスクワークによる首、肩コリ。職場や家庭での人間関係・・・

このように私たちは様々なストレスを抱え、それが蓄積疲労となっていきます。

疲労は、身体の末端のむくみを引き起こします。すると脳脊髄液の流れや吸収率が落ちてしまう為に脳脊髄液の排出も悪くなります。

こうなると、前号でも紹介したように、脳圧が上昇し悪循環が始まります。これが続くと血圧が上昇したり、内蔵機能の不調が顕著に現れるのです。

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