起床時に腰痛になる原因
起床時に腰が痛い場合はいくつか原因が考えられます。起床後に活動することによって痛みが緩和するようなら睡眠環境を見直すだけでも効果的な場合があります。
布団が合わない
低反発マットレスや敷き布団を2枚重ねにしている方は体が沈み込むことで腰に負担がかかっている可能性があります。
寝返りを考慮したとしても、毎日腰に負担がかかると腰に痛みが出るのは当然です。
また、体が沈み込むことで、寝返りがしにくくなり、自然に寝返りの回数も少なく事で腰の負担も強くなります。
起床後に活動することで筋肉や関節の動きが活発になり、症状が緩和されるようでしたら、腰に負担が掛からない睡眠環境に見直すことで起床時の腰痛が軽減される可能性が高いです。
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寝返りが少ないと床ずれの状態に
1日8時間程度の睡眠時間なら基本的に床ずれにはなりませんが、寝返りをしないとそれに近い状態になり、腰痛にも影響します。
一晩で寝返りをする回数は10回から30回といわれています。寝返りは非常に重要な3つの役割があります。
1つ目は血液やリンパ液などの体液です。寝返りをすることで体液循環を活発にさせる必要があります。
2つ目は体温調整です。布団と体が密着している時間が長いと接触部分に体温が高くなりますので、寝返りをすることで熱を放散させる役割があります。
3つ目は姿勢のリセットです。起きているときは疲れを感じると体勢を変えます。例えば長時間同じ姿勢で座っていると、座り直したり腰を伸ばしたりしますよね。立っている時は重心を変えたりします。睡眠中も他の体勢に比べると負担は少ないですが、それでも寝返りをしてリセットさせることが大切です。
とはいっても寝返りは意識してすることはできず、人によってほとんど寝返りをしない場合もあります。
その場合は腰だけでなく、さまざまな負担が強くなります。
凹凸のあるマットレスにすることで軽減される場合もあります。また、枕が合わないと寝返りもしにくくなるので、自分の体に合う枕にすることで寝返り問題が解決する場合もあります。
反り腰
仰向けで寝た時に布団などの接着面と腰に隙間があれば反り腰の可能性があります。
反り腰の場合はセミファウラー位という介護向けベッドが効果的といわれています。
ただ、整体やストレッチで反り腰が緩和されることもありますので、まずは整体やストレッチの他に腰枕なども効果的かもしれません。
疾患による痛み
起床時の腰の痛みは、腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症の他に内臓疾患でも起こります。
特に内臓疾患の症状は整体院で解決するのは難しいので、医療機関での受診をおすすめします。