椅子から立ち上がる時に腰が痛む最も大きな原因は、いつも座る事が多い方がほとんどです。
長時間のデスクワークや運転が多い方や、草むしりといった前かがみの体勢がすると症状が出やすくなります。
低反発などの布団やソファーといった柔らかい素材を使っている場合はそれだけ腰や背中が沈み込みますので注意が必要です。
腰や背中を長時間丸めることで、腰の筋肉が緊張し、腰椎(腰の骨)の関節可動域が緊張することで椅子から立ち上がるときや体勢を変えるときに痛みが現れます。他にも骨盤の筋肉や関節も緊張するので、腰以外にも仙腸関節というところに痛みが出る場合もあります。更に症状が悪化すると坐骨神経痛になる場合もあります。
また、症状によっては少し動かしただけで強い痛みが出る場合もあります。この場合は炎症している可能性がありますので、数日~数週間かけて徐々に緩和していく場合がほとんどです。
対策としては長時間座る場合は30分~1時間に一回は立ち上がり身体を動かしましょう。
他には背もたれにクッション等を入れ、腰をサポートすると丸まりにくくなるので試してみてください。
慢性的な痛みになる前に身体のバランスを整え、生活習慣を見直す事が大切です。
痛みが出る前にしっかりと予防しましょう。