夏の季節になるとエアコンや冷たい飲み物で身体を冷やす機会が多くなります。
臓器は冷えに弱いのですが、その中でも腎臓は冷えに大変弱い臓器と言われています。
皆さんもご存知の通り、腎臓は身体の中の老廃物をろ過して、尿として排泄する役割がある臓器ですが、腰痛と腎臓は一見関係がないように感じますよね?
しかし、実は大きなつながりがあるのです。
腰痛と腎臓の関係 その1
まず、腎臓のある場所ですが腰痛が起こりやすい腰の左右の背中側に位置しています。
そのため、腎臓に異常がある場合ちょうど腰痛になったような感覚になります。
腰痛と腎臓の関係 その2
腰痛と大きく関係する筋肉の一つ「大腰筋」ですが、腎臓と筋膜でつながっています。
ですから腎臓に負担がかかってしまうと、大腰筋が硬くなり腰に痛みが出るのです。
腎臓に負担が掛かってしまう原因
腎臓に負担が掛かる主な原因は、「食事」「睡眠」「水分」です。
食事
腎臓は不要な成分を尿として排泄しますが、腎臓に負担をかける主なものは、タンパク質と塩分。老廃物の処理や余分な塩分を尿として排泄する為、腎臓の負担が増えます。
睡眠
睡眠不足は腎臓の機能を低下させます。また、身体が冷えてしまうと内臓がしっかり休めないので冷房の効き過ぎには注意です。
水分
体内の水分不足や水分のとりすぎは、腎臓の負担になります。
腎臓に負担を掛けないための対策や改善方法
・適度な水分補給
・リンを多く含む加工食品を控える
・塩分のとり過ぎに注意する
・適度な運動
・身体を冷やさない
腎臓は身体のバランスを整えてくれる臓器です。成分の過度な摂取は腎臓への負担も大きくなります。
腎臓に負担を掛けないということは、大腰筋への負担を軽減することにも繋がりますので結果的に腰痛の予防にもなります。
ここで紹介した内容は、あくまでも軽い腎臓機能の低下についての対策です。
腎臓の病気は悪化すると命の危険に及ぶ可能性もありますので、異変を感じた場合は、早期に医療機関を受診してください。
まとめ
腰痛と腎臓は一見関係がないように感じられるかもしれませんが、実は関係がとても深いとうことを説明してきました。まず、腎臓のある場所は腰の左右の背中側に位置しており、腎臓に異常がある場合、腰痛と錯覚するケースがあります。また、腰痛と大きく関係する大腰筋が腎臓と筋膜でつながっていること。
そして、腎臓に負担を掛けることで結果的に腰痛を引き起こすことになることを紹介しました。
腎臓に負担を掛ける主な原因は、「食事」「睡眠」「水分」。タンパク質と塩分の摂り過ぎは避け、しっかり睡眠時間を確保します。体内の水分バランスにも注意しましょう。
また、適度な運動を行うことを心がけ、身体を冷やさないように注意してください。