単純に骨盤矯正といっても様々なやり方があり、ボキボキ矯正も含めて多くの事を学びましたが、現在では10種類の矯正法を行っており、当院の骨盤矯正はボキボキしない矯正法を採用し痛くありません。 症状や目的に応じて以下の矯正を組み合わせております。
- 肩こり・背部痛・腰痛・膝痛等の方に行う骨盤矯正
- 坐骨神経痛の方に行う骨盤矯正
- 自律神経のバランスを整える骨盤矯正
- 産後・下半身太り・O脚の方に行う骨盤矯正
当院がベースとしている骨盤矯正はSOTというテクニックです。
SOTとは
ブロックといってもブロック注射とは全く関係ありません。
SOT(仙骨・後頭骨テクニック)はアメリカ人のカイロプラクティックドクターM・Bディジョネット博士が考案した手技療法で、写真のように器具を入れ、ご自身の体重を利用して骨盤の矯正を行います。
仙骨とは腰の骨(腰椎)と尾てい骨(尾骨)の間にある骨です。後頭骨とは頭の後ろの骨、つまり後頭部ですね。ではなぜ骨盤矯正に後頭部という言葉が出てきたのでしょうか。詳しく説明するには専門的用語が避けられないので、ざっくりとご説明します。
人間は仙骨と後頭骨が連動して呼吸をしています。骨盤が歪むことで、仙骨と後頭骨の動きに問題を生じ、さまざまな問題を引き起こします。この問題を解決するために、SOTでは3つのカテゴリーに分類して矯正を行います。
ボキボキしない10種類の骨盤矯正
お客様はもちろん、整体師の方も「骨盤矯正に10種類も必要ある?」と思われるかもしれません。もちろん、10種類全てを矯正するわけではなく、症状や歪みによって組み合わせていきます。内訳は以下の通りです。
・カテゴリーⅠ
カテゴリーⅠは左右の仙腸関節(骨盤の関節)を中心に骨盤が前方または後方の歪みを矯正するSOTテクニックです。
・カテゴリーⅡ
カテゴリーⅡは左右の仙腸関節(骨盤の関節)が回旋した歪みを矯正するSOTテクニックです。
・カテゴリーⅢ
カテゴリーⅢは骨盤全体が正常のまま前方または後方に傾斜した歪みを矯正するSOTテクニックです。腰に強い痛みがあったり下肢の痺れも生じます。
・カテゴリーⅣ
当院オリジナルの矯正法で、カテゴリーⅡの進化版です。アメリカのカイロプラクティックドクターとして有名なジョージ・グットハートD.C.がSOTを改良しました。しかしこのまま施術に取り入れるのは現在の日本向けではなく、更に私が改良し4つ目のSOTとして施術に取り入れております。
・モビリゼーションテクニック
うつ伏せで両膝を曲げて左右の足を外側に開いた時に、左右のどちらかが開きにくい時に行うテクニックです。
・坐骨結節テクニック①
坐骨とは、座ると接地面に左右のおしりの骨があたるところです。ソファーや座椅子のほか、下図のように骨盤を倒すような座り方をすることで歪んできます。また、腰痛や肩こりだけでなく、垂れ尻といったスタイルにも影響します。この骨盤を起こす矯正を1回やっただけでほとんどの方が座るのが楽になります。腕の可動域も改善されるので肩こりとの因果関係も理解しやすくなります。
・坐骨結節テクニック②
上記で紹介した矯正法とは違い、ヒップアップを目的とした矯正です。この矯正をすることでほとんどの方が変化に実感されます。
※坐骨矯正テクニック②は美容矯正を目的をしているので、産後矯正・骨盤ダイエット(セレクトコース含む)・プレミアム整体に限り行う矯正となります。
・大転子テクニック
大転子とは外側のおしりあたりに骨がボコッと飛び出ている所です。産後や上記のような座り方をしていると骨盤が開いてきます。そうするとボコッとなっている骨が更に開くなるので、骨盤を閉じる矯正を行います。骨盤が開くことで、「横に大きくなるお尻」、「出っ尻」、「垂れ尻」、「ぽっこりお腹」の原因になります。大転子テクニックは側臥位と立位で行う矯正があり、状況に応じてどちらかまたは2種類行います。
※大転子テクニックは美容矯正を目的をしているので、産後矯正・骨盤ダイエット(セレクトコース含む)・プレミアム整体に限り行う矯正となります。
・脳脊髄液テクニック
自律神経が乱れると脳脊髄液の流れが悪くなり、さまざまな悪影響を及ぼします。脳脊髄液と自律神経の関係は西洋医学の考えではないので日本の医師も馴染みがありませんが、整体院やカイロプラクティックの殆どは重要視しています。一般的では後頭部と首の境目にアプローチする所が多く、当時は私もこのやり方でしたが、現在は骨盤と肋骨にアプローチした進化版となっております。
※脳脊髄液テクニックは自律神経の調整を目的をしているので、自律神経整体(セレクトコース含む)・プレミアム整体に限り行う矯正となります。
他にも骨盤矯正のやり方は何種類かありますが、「ボキボキしない10種類の骨盤矯正」ということで以上となります。
尚、ボキボキ音は矯正された時の音ではなく、音が鳴りやすい人と鳴りにくい人がいます。
そのため、どうしても避けられない場合もありますが、ボキボキ鳴らすことが目的ではございませんのでご了承ください。