気圧の変化で頭痛の症状を訴える方は性別や年齢に関係ありませんが、特に月経時のホルモンバランスも大きく影響しますので、10代後半~40代の女性が多いといわれています。
実際に当院をご来院されるお客様も圧倒的に女性が頭痛を訴えております。
気圧の変化で起きる症状は自律神経が影響している
天気痛(天気頭痛)は「気象病」ともいわれ、気圧の変化が関係しています。
「古傷が痛むと数日後に雨が降るのがわかる」という話を聞いたことがあると思いますが、頭痛だけでなくさまざまな症状が起こりやすくなります。
この原因は今まではっきりとわかっていませんでしたが、平成31年に内耳(耳の奥)にある前庭神経というのが関与しているというのがわかりました。
気圧の変化により前庭神経が刺激されると自律神経が乱れ、片頭痛(心拍数の増加)・緊張性頭痛(血管の収縮)・だるさ・耳鳴り・眠気・慢性痛の悪化などの症状が起こりやすくなります。
天気痛のメカニズム
天気痛のメカニズムは以下のとおりです。
- 天気の影響で気圧が変化する
↓ - 気圧が変化すると内耳(気圧センサー)にある前庭神経が興奮する
↓ - 前庭神経が興奮すると自律神経が乱れる
↓ - 自律神経が乱れることでさまざま症状が起きる
天気痛の予防は頭痛の改善が必要
天気痛はその人が持っている症状が表面化として現れることがわかっています。
ですので、気圧の問題よりも頭痛本来の原因を改善させることが大切です。
また、気圧の変化が起きる前に以下の対策を行うと予防効果が期待できます。
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