膝の痛みの場合は筋肉や歪みの問題なら改善されやすいのですが、靭帯や軟骨の問題だと長期化する場合があります。
既に痛みがある方はもちろん、症状がない方も予防の手助けができると思うのでご参考にしていただければと思います。
膝の痛みの原因
筋肉疲労
長時間の歩行やランニングなどで膝を酷使すると筋肉疲労を起こします。特に階段や登山などは負担が強いので症状も出やすくなります。
定期的に症状が出やすい場合は腸腰筋という筋肉が緊張している場合があります。この筋肉は体幹に重要な筋肉で、腰痛にも大きく関与します。
靭帯損傷
こちらも筋肉の負担が影響しますが、過度に負荷を掛けると靭帯にも影響します。部活などで痛める場合もありますが、プロのサッカー選手でも痛めることがあり、回復するまで数ヶ月かかることもあり、最悪の場合は選手生命も終わってしまうことがあります。因みに、野球のピッチャーでは肘の靭帯を痛めることが多いです。
変形性膝関節症
膝の痛みで整形外科に行ったら「歳なんだからしょうがない」と言われたと報告を何度も受けています。変形性膝関節症の原因は軟骨がすり減ることで起こる病気で、確かに加齢による影響もありますが、肥満や外傷でも起こります。また、原因不明の場合もあるみたいで、10代の頃から症状が出た方も施術したことがあります。
骨格の歪み
骨盤の歪むと膝痛になると今まで学んできましたが、実際の所ははっきりしていません。ただ、痛みはないが膝の歪みがある方が非常に多く、予防のためにバランスを調整しています。恐らく、その負担が蓄積されることによって軟骨がすり減っていくので、40代を過ぎたあたりから痛みとして現れていくだと思われます。
対策
症状にもよりますが、痛みがあっても過度な安静は避けたほうが良いです。
痛いからといって動かさないと、筋力が低下したり、筋肉、関節が硬くなってしまいます。
無理をしない程度に軽い運動をしたりする事が重要になってきます。軽いウォーキングをしたり、膝まわりの筋肉を鍛えたりします。太っている方は生活習慣、食生活を見直して少しでも痩せる事が必要になってきます。
プールなどでの水中ウォーキングは膝関節に強い負担が掛からないので、太っている方に限らず、膝に症状のある方には最適なトレーニングともいえます。
膝に重度の痛みや炎症している場合は、むやみに施術をするのは危険です。必ず精密検査を行いましょう。