首のだるさや痛みの原因はいくつか考えられますがここでは代表的な例をご紹介いたします。尚、むちうちや頚椎捻挫のような怪我や疾患などは整体の適応範囲外のため省いております。
筋肉の張り
長時間同じ姿勢が続くと、筋肉が疲労して硬くなります。これを筋疲労性と呼びます。筋疲労性は、首や肩、背中などに痛みやこりを引き起こします。筋疲労性の原因は、デスクワークやスマホの長時間使用など、日常生活の中での姿勢の悪さにあります。
筋疲労性を改善するには、まずは姿勢を正すことが大切です。背筋を伸ばし、肩甲骨を寄せるように意識しましょう。また、定期的に休憩を取り、ストレッチや軽い運動を行いましょう。これにより、血流が良くなり、筋肉の緊張がほぐれます。
もし、筋疲労性の症状がひどい場合は、マッサージや整体院で専門的な施術を受けることもおすすめです。マッサージや整体院では、筋肉のコリや張りをほぐすだけでなく、骨格や関節のバランスも調整してくれます。これにより、姿勢の改善や痛みの軽減に効果的です。
筋疲労性は、自分の生活習慣や姿勢に注意することで予防や改善が可能です。自宅ケアとしては、ストレッチが有効です有効です。ご自身でもんだり、マッサージ器具などを使う方法もあります。しかし、首はデリケートな部位なので、強い刺激や長時間同じところに刺激を与えると、逆に痛みが強くなる場合もありますので注意する必要があります。また、ストレスによる自律神経の乱れも筋疲労性の一因となりますので、リラックスする時間を作ることも大切です。
骨格の歪み
首の痛みやこり、頭痛などの症状は、長年の姿勢の癖で骨格の歪みが原因で起こることがあります。骨格の歪みとは、背骨や骨盤などの関節が正常な位置からずれてしまうことを指します。骨格の歪みは、筋肉や靭帯、神経などに負担をかけて機能低下や炎症を引き起こす可能性があります。
首の症状だからといって、必ずしも頸椎(首の骨)に問題があるとは限りません。骨格のバランスが崩れることにより、結果的に首に症状が出る場合もあります。例えば、骨盤が歪むと腰や背中に負担がかかり、それが首まで伝わってしまうことがあります。また、肩甲骨や胸郭(胸の骨)が歪むと、肩や胸の筋肉が硬くなり、首にも影響を与えることがあります。
骨格の歪みを改善することで、筋肉や神経などにかかる負担を減らし、血液やリンパの流れを良くすることができます。これにより、首の症状だけでなく、全身の健康にも良い影響を与えることが期待できます。
整体やカイロプラクティックは一度では効果が出ない場合もあります。長年の姿勢の癖や生活習慣などによって骨格の歪みが再発する可能性もあります。そのため、定期的に通院することや、自宅でストレッチやエクササイズを行うことも大切です。また、日常生活で姿勢に気をつけることや、適度な休息や水分補給をすることも忘れずに行いましょう。
整骨院(接骨院)では歪みを調整しませんが、保険外として整体やカイロプラクティックを取り入れている所もあります。