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症状別コラム 腰痛/背部痛

部活で腰を痛めたら早期の対策を

2023年6月4日

成長期に腰痛を訴える方は少なくありません。

成長期とは、身体が急激に発達する時期のことで、一般的には10歳から18歳くらいまでとされています。

この時期には、骨や筋肉、関節などの組織がバランスよく成長しないことがあり、スポーツなどで腰に負担をかけると腰痛になる場合があります。

学生時代に一度だけ腰を痛めた程度でも、将来的に再発する場合もありますので、親御さんや保護者の方もご参考にして頂けると幸いです。

将来を見据えた対策が大切

部活動に熱心に取り組むことは、学生の人生において多くのメリットがあります。部活動は、仲間と協力して目標に向かうことや、自分の能力を高めることに役立ちます。しかし、部活動にも適度な節度が必要です。特に、成長期にある学生は、自分の身体の変化に注意を払う必要があります。そうしないと、将来的に様々な健康問題を引き起こす可能性があります。

その中でも、特に注意したいのが腰のトラブルです。腰は身体の中心となる部位であり、姿勢や動作に大きく関わります。部活動では、腰に負担をかけるような動きが多くあります。例えば、走ったり跳んだりするスポーツでは、着地時に腰に衝撃が加わります。また、ボールを投げたり打ったりするスポーツでは、腰をひねったり反らしたりする動作が必要です。特にバーベルなど急激に腰に負担がかかるトレーニングをする場合は要注意です。これらの動きは、腰の筋肉や靭帯を傷めたり、椎間板や骨盤をずらしたりする原因となり、ギックリ腰のような強い痛みが1週間以上続く場合もあります。

腰のトラブルは、一度発症すると再発しやすく、慢性化する恐れがあります。また、腰のトラブルは、姿勢や歩行に影響を与えるため、他の部位にも負担をかけることになります。例えば、膝や足首の痛みや捻挫などです。さらに、腰のトラブルは、精神的なストレスや不安も引き起こします。腰痛で苦しむ人は、日常生活や勉強に集中できなくなったり、部活動へのモチベーションが低下したりすることがあります。

また、成人になりスポーツをすることがなくなったとしても、慢性化や再発する可能性もあります。

部活動は楽しく充実したものであるべきです。しかし、それは自分の身体と向き合い、健康管理をすることから始まります。

当院では、成長期の貴重な時期に、将来まで影響するような腰のトラブルを抱えることのないようにさまざまなサポートを行っております。

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