扁平足とは、足の裏に土踏まずがない状態のことをさします。扁平足は先天性と後天性があります。後天性の場合、足のアーチが発達せず、小児期に発生します。また、ケガの後や経年劣化から肥満や関節リウマチなどによっても起こります。
扁平足は、ほとんどの人に症状はありませんが、足に痛みを感じる人もいます。特に、長時間の散歩、ランニング、立っているなどの極端な活動で痛みを引き起こす可能性がある。扁平足は、関節炎、アキレス腱炎、外反母趾など、他の足、足首、下肢の障害を悪化させたり、その原因となることがあります。
扁平足は、立ち方に影響するため、腰、膝、足首の痛みを引き起こす可能性があります。実際、健康的な足の形をしている人に比べ、扁平足の人が腰痛になるのは1.5倍も高いそうです。これは、足にアーチがないことで、歩き続けていると腰に負担がかかりやすくなるためです。
扁平足の対策としては、インソールを使う方法やストレッチをする方法があります。インソールは扁平足により不足している土踏まずの役割をサポートしてくれる役割があります。本来吸収されるべき衝撃を分散し、腰や関節のへの負担を軽減します。ストレッチは筋力の低下が原因となっている扁平足に有効です。足の指の間に手の指をいれそのまま足を後ろに反らせるように伸ばすことで土踏まずの部分を伸ばすことができます。
扁平足は無症状の人も多くいますが、気づかぬうちに腰痛のリスクを高めているかもしれません。日々インソールやストレッチなどを取り入れて腰痛を予防していきましょう。